腱鞘炎はどれくらいで治る?子育て中のおすすめサポーターも紹介【レビュー】

私は産後2ヶ月から半年ほど両手の腱鞘炎の痛みに悩まされました。
どんどん酷くなる痛みに「いつまでこのままなの?」「痛すぎて気分が下がる」
という不安や落ち込みを感じました。
私の実体験(症状の経過と使ったサポーターなど)をお伝えすることで、
同じ痛みに悩む方に「いつか治る」という希望を持ってもらえると嬉しいです。
何よりも無理をせず肩の力を抜いてみてくださいね。
腱鞘炎のセルフチェック|私は手首の親指側が痛くなるドケルバン病タイプ
私の場合は親指から手首にかけてが痛くなるタイプでした。
腱鞘炎には「ばね指」と「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」の2種類があります。
腱鞘炎のタイプ1:ばね指
ばね指は手のひらや親指、人差し指、中指の付け根、薬指が症状が出やすい部位です。
- 指を曲げると引っかかる感覚
- 指を伸ばすとピンと反るように伸びる
- 指の付け根に腫れや熱感がある
上記の症状がある場合は「ばね指」タイプ。
腱鞘炎のタイプ2:ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
ドケルバン病は手首の親指側にある腱とこの腱が通る手首の腱鞘に起こる炎症。
- 親指側の付け根から手首にかけての痛みや腫れ
- 親指を広げたり動かすと痛む
- 手首を動かすと痛む
上記の症状がある場合は私と同じ「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」タイプです。
子育て中の腱鞘炎はどれくらいで治るのか|私の場合
私は産後両手ともひどい腱鞘炎になり、
子育てだけでなく日常生活でも激痛を感じる日々で本当に辛かったです。
症状は産後すぐに出るわけではなく徐々に痛みが増していきました。
現在は落ち着いているのですが、痛み出しからピーク時、
快方に向かっていった時期などをご紹介します。
「この痛みいつまで続くの?!」と不安な方は参考にしてください。
私の産後腱鞘炎痛みの経過
私の場合は産後2ヶ月の発症から完治(寛解かも)に
至ったと感じられたのは8ヶ月を迎える頃でした。
約半年の経過を痛みの程度と子どもの重さ・成長度合いを交えてお伝えします。
- 産後2ヶ月:痛み始める
- 産後3ヶ月:痛みのピーク!超激痛!
- 産後4&5ヶ月:少しマシに でも激痛!
- 産後6ヶ月:快方に 湿布&サポーター卒業
- 産後7ヶ月:無理をすると痛む
産後2ヶ月:痛み始める/子どもの体重5キロ
子どもの体重が増えてきて5キロを超えたあたりから痛みが出始めます。
この時ちょっとぐらい大丈夫と無理していたのが駄目でした……
早いうちからしっかり固定して少しでも安静にすることが大切です!
産後3ヶ月:痛みのピーク!超激痛!/子どもの体重5.5キロ・首が座る
急激に悪化したというのがこの頃の感覚です。
首が座って抱っこは少し楽になりましたが、
子どもが6キロ弱になった重みで痛みはピークに!何をするにも超激痛!
毎日痛みに耐えながらの育児はなかなか辛かったです。
病院で湿布をもらい、できるだけサポーターをして生活しました。
産後4&5ヶ月:少しマシに でも痛い!/子どもの体重6キロ
ピークの3ヶ月の頃よりは少し、本当に少しマシに。
それでも日常生活をこなすだけでも激痛。
正直いつまで痛いのかと憂鬱になる日もありました。
この頃も湿布とサポーターを使う毎日。
産後6ヶ月:快方に 湿布&サポーター卒業/子どもの体重7キロ・ひとり座り
6ヶ月に入り子どもがひとり座りを出来るようになってやっと快方に向かいました。
徐々に湿布&サポーターを卒業!
首と腰が座ってくれるとかなり抱っこしやすくなり、自然と負担が減りました。
産後7ヶ月:無理をすると痛む/子どもの体重7.5キロ・抱っこで掴んでくれる
7ヶ月になってやっと無理をしなければ大丈夫(痛みが出ない)と言える状態まで回復。
抱っこで服を掴んだり身体を預けてくれるようになったことで、
こちらの負担が更に減ったのが要因です。
8ヶ月を迎える頃には完治(寛解かも)に至ったと言える状態になりました。
産後に悩まされる腱鞘炎におすすめなサポーター
腱鞘炎を治すには動かさないこと。
と言われても抱っこにおむつ替えに手を使わずにはいられません。
私はサポーターに助けられました。悪化させないためにも頼れるものには頼ってくださいね。
ガッチリサポートしてくれるMueller(ミューラー)の手首サポーター

一番長い時間お世話になったのはMueller(ミューラー)の 手首サポーターです。
プレートが入っていてガッチリホールドするタイプで、
無自覚に動かしてしまいがちな動きを止めてくれます。
正直抱っこしにくいと感じるのですが、悪化させないためにはこのホールド感がおすすめです。

痛みが酷くない場合はバンテリンの加圧サポーター手くび専用固定タイプ
痛み始めたばかりであったり、痛みがそこまで酷くはないという方には、
バンテリンの加圧サポーター手くび専用固定タイプも良品です。
輪っかを親指に引っ掛けてテーピングをするように手首に巻き付けるタイプ。
私自身、産後2ヶ月で痛み始めたばかりの頃はこちらを使っていました。
左右兼用なので一つあれば安心ですよ。
腱鞘炎の治し方|病院は何科?
セルフケアで改善する場合もあるのですが、
痛みが2週間以上続く場合などは病院への受診がおすすめです。
腱鞘炎は「整形外科」を受診|目安は急激な悪化や患部の赤みや熱感があるか
腱鞘炎で病院に行く場合は「整形外科」を受診しましょう。
目安としては患部が急激に悪化した場合や熱感、赤みがある場合です。
放置してしまうと重症化する恐れもあるので医師による診断を受けることが大切です。
腱鞘炎はまず患部を安静にすることが大切|サポーターの使用がおすすめ
腱鞘炎の原因は患部の使いすぎ。
手首や指にある腱に厚みが出たり固くなった際に腱鞘との摩擦が起こることで炎症が起き、
痛みや腫れを生じさせるのが腱鞘炎です。
産後の育児中に腱鞘炎が起きやすい理由

産後はエストロゲン(炎症による腫れを改善するホルモン)の分泌が減少することや、
プロゲステロン(妊娠・出産を助けるホルモンですが腱鞘を収縮させる作用もある)
の影響で腱鞘炎が起こりやすい状況と言えます。
つまり炎症が起きやすくなった上に腱鞘が収縮して腱鞘炎リスクが高くなるのです。
腱鞘炎の保存療法は「冷やす・湿布・ストレッチ・サポーター」
私は病院で「(産後だから)様子を見るしかないね」と言われました。
ちょっとでも症状を改善させたかったので無理のない範囲でやっていたことをご紹介します。
腱鞘炎の保存療法:冷やす
急性期(症状が急激に現れた時期)は冷やすことが推奨されています。
私も急激にひどくなった時は腫れて熱を持っていたので保冷剤で冷やしていました。
腱鞘炎の保存療法:湿布
温冷どちらでも良いとのことですので、好みの貼り心地で選んでください。
私は熱感が強かったので冷湿布タイプを病院で出してもらいました。
腱鞘炎の保存療法:指を曲げる筋肉のストレッチ
筋肉を伸ばすストレッチも効果的です。
腕を伸ばして手のひらを上に向け、反対の手で指を掴んで反らせます。
親指が真下に向くようなイメージで少しひねってあげるとより効果を感じました。
症状が酷い時はとても痛いので、加減して無理のない範囲でしてくださいね。
私は朝・日中・寝る前など気がついた時に伸ばすようにしていました。
腱鞘炎の保存療法:サポーター

前の項目で紹介したのがおすすめのサポーターです!
本当に痛みが酷い方には必ず使って欲しいアイテム。
安静にできないからこそ少しでも患部への負担を減らしてください。
まとめ|産後の腱鞘炎は無理をしなければ徐々に快方に向かう
私は産後2ヶ月から半年ほどは腱鞘炎の痛みに悩まされました。
両手ともに痛みが酷く、抱っこが億劫に感じるほど。
激痛期間(産後3〜5ヶ月)は手を使う作業には気合を入れて臨まなくてはならず、
気持ちの面でもいつまで続くのかと辛かったです。
それでも時間はかかりますが徐々に症状は良くなっていきました。
周りのサポートを受けられる場合はできる限り頼ってくださいね。
サポーター・ストレッチ・湿布などを取り入れて、
(無理なのですが)なるべく安静にして患部を使いすぎないように気をつけましょう。
痛みに苦しみながら、たくさん頑張っているあなたの共感と励ましになれれば幸いです。
「頑張らないと」と思ってしまう時こそ、無理をせず肩の力を抜いてみてくださいね。