着物の簡単な保管方法|きものキーパー袋で長期間&マンションの収納問題解決
![着物の簡単な保管方法|きものキーパー袋で長期間&マンションの収納問題解決](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2024/02/kimonokeeper_storagebag.jpg)
成人式や卒業式、譲り受けた着物など、着物は人生の節目に登場します。
そんな着物は現代の暮らしの中で保管場所に困るものの代表ではないでしょうか?
- 桐のタンスの置き場所がない
- 衣装ケースで着物を保管したらシワシワだらけに
- 色褪せ、虫食い、カビが出来てしまった
そんなお悩みとは無縁になれる簡単で楽ちんな着物保管袋が『きものキーパー』です。
厚みのある袋は破れにくくしっかりした作り。
上部は中身が見える透明なフィルムで中身の確認もしやすいのが嬉しいです。
着物の保管におすすめな『きものキーパー』の魅力と使い方を解説していきます。
- 着物を手間をかけずに保管したい
- 長期間放ったらかしでも良い保管方法を知りたい
- 着物の保管場所に困っている
- 『きものキーパー』を5年使ったレビューが見たい
きものキーパーとは
着物の保管で起こるトラブルを防いでくれる優秀な保存袋のこと。
カビの元となる湿気や害虫、酸化から守ってくれるので長期的な保管にも最適です。
『プロガード』という抗菌・抗酸化・ガスバリアの特殊三層フィルムが、
水分・ガス・酸素をほとんど通さないことで効果を得られます。
抗菌性によりカビの発生を防ぎ、酸素を遮断することで害虫も死滅させます。
きものキーパーの特徴
『きものキーパー』の特徴を知れば、より安心して使うことができます。
あれもこれも面倒なことは必要なし!
便利な特徴を詳しくみていきましょう。
特殊なフィルムでカビや虫食いから着物を守る
先ほどもご紹介した『プロガード』という特殊三層フィルムの、
抗菌・抗酸化・ガスバリア特性で大切な着物を守ります。
よほど気密性の高い桐のタンスに収納し、定期的なお手入れを念入りにしていない限り、
湿気の多い日本では着物にカビが生えてしまいます。
また害虫に関しても、知らない間についてしまっているもの…
高価な着物に使われるシルクなんて彼らの大好物です。
『着物キーパー』なら収納時に虫が入ってしまっても、酸素を遮断し死滅させてくれます。
![めっぷ](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2023/06/ブログアイコン.png)
気をつけてても虫が入ってしまうことはあるからね
虫干しの手間なし
湿度と酸素を遮断されるので着物の清潔さが保たれ、面倒な虫干しは不要になります。
きちんと密閉された状態であれば5年間はそのまま保管できます。
![かんぱくん](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し_かんぱ.png)
ずっと放ったらかしにできるのが一番嬉しい
防虫剤不要
虫が入ることもなく、万が一入ってしまっても死滅するので、防虫剤が不要になります。
取り替える手間や防虫剤のニオイが着物に移ってしまう心配もありません。
着物の変色防止
近年の住宅は気密性が高く、タンスの中にガスが溜まりやすくなっています。
蓄積された酸化窒素ガスや亜硫酸ガスが生地に吸収されると染色色素を分解。
着物の変色の原因となります。
変色の原因となる酸素・紫外線・ガスを遮断することで大切な着物を守ってくれるので、
知らない間に進んでいく変色にショックを受けずに済みます。
きものキーパーのサイズ・容量・使用期限
購入するにも、1枚でどれくらい入るのかは知っておきたいですよね。
それぞれ詳しく解説していきます。
サイズ
サイズは外寸で97㎝×43㎝です。
一般的な「たとう紙」に入れた状態で収納できるサイズ。
![めっぷ](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2023/06/ブログアイコン.png)
うちのたとう紙は88㎝×36㎝ このサイズでも余裕で入るで
何枚入るのか
「たとう紙」に入れた着物なら3枚は入ります。
着物だけの状態であればもう少し入ると思いますが、
あまり重ねると余計なシワの原因にもなるので注意が必要です。
![かんぱくん](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し_かんぱ.png)
余裕を持った状態で入れるのがおすすめ
使用期限
![2019年に購入したきものキーパー 付属のシールに日付や収納物をメモできる](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2024/02/kimonokeeper.jpg)
『保管期限は5年を目安に新しい物と交換して下さい』
とされているので、5年間は問題なく使えます。
私の購入は2019年なので丁度5年ほど前です。
後ほど中身の変化のチェックもお見せしますね。
期限内なら繰り返し使用できる
5年間の間に着物を使用することもありますよね。
『きものキーパー』は使用期限内なら途中で開閉しても問題ありません。
きものキーパーの使い方
『きものキーパー』の実力がわかったところで、実際に使う時の手順をみていきましょう。
着付けに使う小物の収納にも使えて便利ですよ。
Step1.収納前にはクリーニングを
クリーニングに出し、キレイな状態にして保存しましょう。
シミやカビなど汚れがついていない状態で保管するのが最適です。
Step2.晴れて乾燥した(湿気の少ない)日に収納する
![収納の空きスペースに保管されたきものキーパー](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2024/02/storage_area.jpg)
雨の日や湿度の高い日は避けましょう。
できるだけカラッとした、湿度が低い日に行いましょう。
たとう紙は必要か
「たとう紙」に入れて収納するのが私はおすすめです。
着物が動きづらくなるので余計なシワを予防できますし、
1枚だけ取り出したい時に着物同士がすれる事がないので生地にストレスを与えずに済みます。
![めっぷ](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2023/06/ブログアイコン.png)
ここのたとう紙がシンプルでサイズも良さげやった!うちで使ってるの(88㎝×36㎝)とサイズもほぼ一緒◎
Step3.帯や襦袢といった小物もセットで収納できる
![生地や小物もまとめてきものキーパーへ](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2024/02/fabric_accessories.jpg)
着物に合わせた帯や襦袢もありますよね。
『きものキーパー』はファスナーが閉まる範囲であればセットで収納できます。
私は着物の生地や腰紐、帯締めも全てまとめて入れています。
ゴム素材や接着剤などはガスを発生させ、
着物を変色させたり痛める恐れがあります。
和装用のバッグやヘッドドレスなど、
ゴムや接着剤が使われている恐れがあるものは別々に保管しておくと安心です。
Step4.防虫剤や乾燥剤は入れない
余計なものは入れないようにしましょう。
万が一虫が付いたまま収納したとしても、酸素がなくなり死滅します。
水分も通さないので乾燥剤も必要ありません。
Step5.日の当たらない場所で保管
紫外線を遮断してくれますが、直射日光下での保管は避けましょう。
![かんぱくん](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し_かんぱ.png)
色ヤケの可能性があるから注意してね
着物キーパーを約5年使ってみたレビュー
実際に約5年前に購入した『きものキーパー』で保存していた着物類をチェックしてみました。
本当に放ったらかしで一度もお手入れしていなかったのですが、果たして…
着物の変化チェック
『きものキーパー』で保管していた着物たち。
![5年保管していた着物 変色や劣化は見られなかった](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2024/02/kimono.jpg)
生地もキレイな状態でした。
![保管していた生地もキレイな状態](https://www.mep555.com/wp-content/uploads/2024/02/fabric.jpg)
「全く変化なし」という結果でした。
丸5年近く放置させてくれてこの結果はありがたいです。
着物のメンテナンスについては素人なので手間がかからないのが一番!
これからも『きものキーパー』のお世話になろうと思います。
私が着ない着物を保管する理由
私の祖母は和裁士だったので、母は大量の着物を持っていました。
今手元にあるのは母の着物と祖母が私のために買ってくれていた生地です。
長年桐のタンスに仕舞い込まれていた着物の中から、
気に入った柄のものだけ手元に置き、あとは処分しました。
あまり物を持ちすぎないように心がけているのですが、
「一度は着るかパターンを引いて洋服に作り替えよう」
と思いながらなかなか手がつけられずにいます。
大切な着物を保管できる『きものキーパー』に甘えながらゆるっと進めていきたいと思います。
きものキーパーの購入はセットがお得?
『きものキーパー』は一枚で¥1,600前後です。
三枚セットは安いショップで¥4,900前後、
一枚で¥1,630ほどなので、それほど差がありません。
必要枚数を調節して購入されるのがおすすめです。
まとめ|手間を惜しみたいなら着物キーパーで決まり
家にある着物をできるだけ簡単&楽に保管しておきたい。
という方にこそ『きものキーパー』がおすすめです。
実際5年保管してみて全くトラブルもなく使用できました。
その間二度の引越しをしましたが、破れたり破損することもありませんでした。
しっかりした作りのおかげで本当に手が掛からず助かっています。
場所を取らないのでマンションや一人暮らしのおうちでも保管できます。
スペースやお手入れにお悩みだった方は是非取り入れてみてください。